同じ地型に違う間取りの完全分離2世帯住宅|東京都/文京区

物件名:Y-2 新築工事(K様邸)
所在地:東京都文京区
構造:重量鉄骨造
断熱:現場発泡ウレタン吹付け内断熱 Ⅳ地区省エネ対策等級4 旭有機工業 APS-3H
規模:地上3階建て
延床:309.39m2
構造設計:竹越建築事務所
意匠設計:株式会社工房 / 池上修一
施工:株式会社工房 / 鳴海義和

土地を目いっぱい有効に使った2世帯住宅

家造りを検討し始めたKさん、当初相談していた大手ハウスメーカーでは規格があり、どうしても目いっぱいには建てられなかった事と間取りに自由がなく不満が残ったそうです。

お土地柄、駐車場収入も大きいので当初から計画し、鉄骨造の1Fを賃貸駐車場としました。 2Fは親世帯、3Fはお子様世帯の居室構成に。
それぞれの居室の間取り計画はそれぞれでお打ち合わせしました。
土地を目いっぱい有効に使うという家づくりの基本姿勢は同じでも、生活スタイルは違います。
外見は同じでも中身は違う、そんな住まいになりました。
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2F、ご両親世帯は、落ち着いた色使い。

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2Fは濃いめの色づかいで統一されております。
住設機器・建材・収納・照明はパナソニックで揃えられているので、ショールームのような一体感があります。
長年ご愛好の家具とも違和感なく調和しております。
壁面システム収納『キュビオス』の上には間接照明を配置しリラックスタイムを演出します。
家族が集まってもゆったりな約21畳のLDKです。

普段使いは夫婦水入らずのカウンターキッチンで。

リビングステーション『L-Class』のキッチンに造作でカウンターを後付しました。
ウォールナットのハギ材カウンターにキッチン背面収納の扉の可動寸法を入念に確認し、鉄製の脚を設置しました。
後ろの3枚引き戸は大容量の家電収納兼食器棚。
棚を固定と可動で上手く計画し、無駄の無い収納となりました。
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33畳のLDKは、将来を考え可変性を持たせる。

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親世帯の2Fが2LDKの間取りに対し、子世帯の3Fは1LDK+納戸。
約33畳のLDKはお子様が生まれた時には区切って部屋にすることを想定した間取りにしました。
将来的には4畳半2部屋と23畳のLDKとなり3LDK+納戸の間取りにする事が出来ます。
生活スタイルが変わる若いご夫婦ならではの柔軟なプランです。
2人には少し広すぎるLDKではルンバが大活躍です。

LDKに隣接したオープン書斎。

PCを良く使うお二人はそれぞれのPCをお持ちです。
鉄骨の柱がどうしても出てしまうので、タモの集成材をカットし、デスク天板のみを作成しました。
背面の壁目いっぱいにパインの集成材で本棚を作成。
違う事をしていても同じ空間で同じ時間を共有したいという、お二人のアイデアを形にしました。
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