注文住宅の家づくりの取り組み

2013年、品質に自信のある全国の1200以上の工務店が加盟する検査会社「ホームリサーチ社」主催の「全国工務店グランプリ」にて、工房の木造住宅が「上位20社」に選ばれました。こだわるのはデザインだけではありません。

工房の家づくりは、ゼロからの自由設計。お客様と面談し、じっくりお話を聞くことから商談がスタートします。お打合せでは、実際にプランを描く設計士が同席します。初めに設計図があるのではなく、お客様のライフスタイルを知ることによって、プランはできあがります。
「どんな家づくりでも、まず先にお客様の人柄とご家族の暮らしを知ること。」
これが、私たちの家づくりの第一歩となります。

 

下請工事はやらない。熟慮された設計事務所の仕事には積極的に関わるお客様との二人三脚の家づくり。

私たちは、お客様の要望を直接聞けない住まいの下請の工事は一切請け負いません。
ただし、お客様のご要望をじっくり聞いて設計された外部設計事務所の仕事には、元請の工務店として、積極的に取り組んでいます。

 

お客様のリクエスト以上のものを提案する

設計者にとって、お客様からいただくご要望をプランニングするのは楽しみでさえあります。
キープラン時の試行錯誤はありますが、難しいご要望であるほど、自由設計の腕の見せどころ。
豊富な経験と自由な発想を駆使し、法規で縛られた建築的な制約を上手にクリアできるアイデアを常に出せるように励んでおります。
「お客様のリクエスト以上のものをつくる」
これが設計者の合言葉。

「よい間取り」はまだ「絵にかいた餅」

どんなに良い間取りプランでも、施工の管理が悪ければ<良質な家>になりません。
建築の工程、つまり「施工の品質」に私たちは徹底的にこだわります。
わたしたち工房では、現場監督は基礎工事から引渡しまで一貫した自社の専任であることは当たり前、さらに1人で同時に多くの現場を持たせることをしないのも、工房の考える住宅品質を実現させるルールとなっています。
工程管理、安全確保はもちろん、設計者、技術に長けた職人との密接な連携をとり、現場監督は常に最良の施工を目指します。

監督には多くの現場を同時にもたせない原則

監督の良し悪しは現場を見ればわかります。現場がきれいに整頓されていれば運営もスムーズです。工房の注文住宅では、着工後も現場でお客様との打合せが続きます。実際の現場にいらしていただき、各間取りの陽射しの差し込み方を確認しての色合わせ、収納の棚割りや照明やスイッチの微妙な位置の調整など、多くの打合せを行います。1棟1棟、工法も仕様も異なる家づくり。
着工後の柔軟な対応をするためにも、
「監督には、同時に多くの現場を絶対に持たせない。」
これが工房の品質へのこだわりです。

戸建ての工務店では珍しい「安全衛生協議会」活動

私たちは毎月1回、設計・監督・営業・職方で、安全パトロールを実施します。
パトロール員は、ヘルメット・安全帯・腕章を身につけ、着工中のすべての現場を巡回します。各現場では、チェックシートやカメラを片手に、それぞれ専門の目線で現場をチェックしていきます。
人為的な労働災害が多い建築現場で、毎年<ゼロ災害>を目指し、安全と品質を追求します。
パトロール後は、持ち帰った各現場の写真をプロジェクターで映しながら、チェック内容を皆で確認し、安全対策や問題点を話し合います。

職人の和が生まれる「工房安全協力会」活動

工房は「工房安全協力会」を組織しています。
このメンバーである各職方の親方や職人、商社は毎月の安全パトロールにも同行します。
工務店の要は、職人を束ね、施工品質と工程管理をするのが監督です。
現場の整理整頓や安全対策に疎い職人がいい仕事ができるはずがありません。
あらゆる工法を駆使するわたしたちの建築現場に入る協力会社は約40社。
その団結と和合のため、安全協力会では、現場パトロールと安全講習会で施工体制を強化し、忘年会や旅行を通じて親睦を深めながら、一丸となって<良質な家づくり>に励んでいます。
工房安全協力会についての詳細はこちらのページに掲載いたしました。

工務店グランプリ入賞。通常の4倍ある検査を受けて仕上げる木造住宅

工房は高断熱の鉄筋コンクリート造だけではありません。
毎棟異なる意匠仕様をもつ工房の木造が常に高い品質で竣工できるよう、通常の4倍の検査を受けています。
これは、通常2~3回で終わる<確認申請上の検査>の他、<第三者の検査会社による検査>を7~10回受け入れ、注文住宅の品質を常に高いレベルで安定させるための取り組みです。

この第三者検査では、内装の施工後だとわからなくなってしまう下地や断熱の施工まで、厳格なチェックを行い、是正事項を含めすべて検査記録に残しています。