目黒区の3階建て住宅・風通しを重視した家づくり
施主との対話を繰り返しながらつくった、風の流れる家。
どんなときも、まず住む人ありきです。住む人の暮らしぶりを知らなければ、家の設計はできません。「風の流れる家にしてほしい」という言葉を手がかりに、お客様との対話を徹底的に繰り返しました。設計士は、設計したあとも、現場監督として建築現場に通いつめながらつくり上げていきました。
家全体を活き活きと
敷地内のケヤキの大木を残す、という課題もありました。外形はそのケヤキを避けて設計し、風を流すための窓をどこにでも開けられるよう重量鉄骨構造にしました。息子さんご夫婦との2世帯住宅。中庭を挟んで独立した2棟がつながります。何よりも、その中庭を中心として家全体が活き活きと楽しくなるように心がけました。
建設中は短く枝を刈り上げたケヤキも、いまはまた大きく枝を張って、夏には見事な緑陰をつくってくれています。緑を揺らした風が窓から入り、家のなかを心
地よく抜けていきます。
所在地:東京都目黒区
竣工:2008年7月
用途・規模・構造:専用住宅・鉄骨造・地上3階建て
断熱:内断熱/発泡ウレタン吹付け
敷地面積、建築面積:敷地面積 119.69㎡、建築面積 71.23㎡
延床面積、各階面積:延床面積 221.52㎡
設計:株式会社工房 一級建築士事務所