日経アーキテクチュア 商空間・インテリアデザイン

「建物と街の新しい関係をQRコ-ドで生み出す」というコンセプトの商業ビル。
これを手掛けた建築家・寺田尚樹さんが、「QRコードを持ったビル」の着想について雑誌のインタビューに応えてます。
この「Nビルディング」は、ニューヨークのMOMAでも個性的なファサードをもつ建物として紹介されました。巨大なカーテンウォールに三芝硝材のセラミック・プリントの技術によってドット模様をあしらい、屋内からは水玉模様で外がよく見え、外からは巨大なQRコードに見える工夫をしています。巨大なQRコードからはテナント情報が発信されます。
スマートフォンの画面をかざせば、カーテンウォールにグラフィックが浮かび上がる拡張現実も加味され、2009年当時、画期的な情報発信の手法を取り入れたビルディングとして脚光を浴びました。
日経BP社刊/2009年12月号
地域:東京都立川市
物件:N-building
設計:テラダデザイン一級建築士事務所 寺田尚樹様
施工:株式会社工房 監督/布山仁

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