滝野川七丁目ワンルームマンション建築現場 6【2019年4月】

物件名 滝野川プロジェクト
場所  東京都北区
構造  重量鉄骨構造
用途  集合住宅(10戸)
規模  地上5階

工房のOB客でたてもの好きのミスターNです。よろしくお願いします。2019年4月5日、北区滝野川のマンション建築現場を訪問しました。今回は内装工事が大きく前進していました。

今回改めて知ったのですが、内装工事は上部階から順に行うのが基本だそうです。重い電動工具や材料などを下へ下へ移動させた方が効率的なため。素人的には早く打設の終わる下層階から内装工事が始まるような印象でしたが、中低層の集合住宅は違うようでした。

下の画像は最上階の5階キッチンになる部分です。キッチンをしっかり固定するために下部は強化べニアの下地。上部は壁紙を張るので凹凸の無い石膏ボード下地です。

このマンションは1k=ひとり暮らし想定の賃貸マンションですのでバス(湯船)は無く、シャワールーム(シャワーユニット)のみ。これで十分と言えば十分。風呂掃除の手間も省けます。

シャワーユニットはコンクリートの床スラブに固定された軽量鉄骨の柱にしっかりと取り付けられ、配管(排水)の分だけ床から浮いているのが分かります。実際の床(フローリング)もほぼシャワーユニットの床レベルと同じ高さになり、スラブと床の「スキマ」配管のための空間でもありますが、階下への防音の役割もある大切な「スキマ」でもあります。

現場にあった謎の物体。これは何でしょうか。
他の部屋で答えがありました。大工さんやボード屋さんが使う作業台の「足」でした。通称「ペケ台」とか「加工台」「作業台」と言うそうです。カッコいい呼び名は「ワークレッグ」、、、、ワークレッグは少し違う感がありますね・・・。
丸い2か所の大きな「穴」は、重量軽減と持ち運びやすさを考えた現場仕事の大工さんならではの工夫だと思いました。たぶん、くり抜いた丸い材もどこかで活躍しているに違いありません!

↓ 他のフロアで見た加工を待つ石膏ボードが何枚も乗っている「ペケ台」です。

この現場にもありましたマキタの充電式ラジオ。室内作業の大工さんはラジオ好きですよね。ミスターNもコンピュータに向かう時は必ずラジオですので共感できる部分はたくさんあります。
後日判明しましたが、このラジオは駒込のKOM-02で見たラジオと同じもの。KOM-02と同じ大工さんが滝野川プロジェクトにも入っていたそうです。工房の仕事を何か所もしていただき感謝ですね。

滝野川プロジェクトもいよいよ2019年5月には竣工予定です。安全第一でよろしくお願いいたします。

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